2015年6月23日火曜日

6/15(月)・16(火) 5年生 海事研修

 5年生が1泊2日の海事研修に行ってきました。今年度から、矢掛町の7校の小学5年生99名が一緒に行きました。
 これは、小規模校が多い矢掛町の実態を踏まえて、できるだけ大きな集団の中で自分の意見が言えたり、他の人の意見を聞いたりできる子どもの育成をめざして行っているものです。
 そこで、行き帰りのバスやいかだ遊び、カッター研修など全てで他校と交わることができるようにし、部屋割も夜のレクリエーションも他校の人と一緒の組み合わせにしました。 小さい点では、課題もありましたが大筋では成功したと言える7校合同の海事研修でした。
 研修から帰った5年生は、行く前よりもいちだんとたくましくなり、話を聞く姿勢や挨拶にも自信が見られるようになりました。

<海岸でお弁当を食べました>
 部屋に荷物を置いて、お弁当を持って海岸へ。子ども達11人と先生2人が一緒に松林の木陰でお弁当を広げました。
 これから始まる研修所での生活に胸が躍ります。



<海岸で楽しいひととき>
 お弁当を食べ終わったら、早速波打ち際へ行って遊ぶ子ども達。寄せては返す波に大はしゃぎ。遠くにうっすらと瀬戸大橋も見えました。


 
 



<いかだ遊び>
 さあ、いよいよ研修の始まりです。
 最初は「いかだ遊び」。一つのいかだに3~4人が乗って、パドルという櫂を操りながらのいかだ遊びですが、潮の流れが意外ときつく、思う方向へ進まなかったり、挙げ句の果ては海に投げ出されたり・・・それでも子ども達の顔はとびきりの笑顔がはじけていました。






<カッター研修>
 美川の子ども達は、川面と山田の子達と一緒に「みちしお」というカッターに乗船。危険なことも多いため、研修所の先生の厳しい声が飛んできます。それでも、子ども達は歯を食いしばってオールを一生懸命こぎました。そのかいあって、カッターはぐんぐんスピードを上げて、岸からどんどん離れていきました。「協力」という言葉の本当の意味を体で感じた瞬間でした。











<夕食>
 たくさんの研修をこなしてお腹はぺこぺこ。仲間と食べる夕食は、格別です。







<レクリエーション>
 夜のレクリエーションのチームは、1チーム8~9人の12チーム。同じ班に美川の子は自分以外誰もいません。こうして、他校の子ども達と言葉を交わさざるを得なくなった美川っ子たち。他校の5年生と打ち解けることができた子もいれば、なかなか自分からは話しかけていけない子もいました。それでも、長縄や4チーム対抗の綱引きやインディアカを通して、自然と笑顔になっていきました。
 
 
<部屋の中で>
部屋割は、男女とも美川の子と他校の子という組み合わせでした。みんなで、協力してシーツを掛けたり、枕カバーを掛けたりする姿がほほえましかったです。部屋の中でも他校の子と仲良くなるチャンスはいっぱいありました。
 





<地引き網研修>
 2日目は、あいにくの雨。それでも、地引き網研修は決行されました。前半後半合わせて、6種類ほどの魚しかかかりませんでしたが、網をたぐったり、持って運んだりの体験は貴重な体験でした。







<退所後>
 楽しく有意義だった海事研修もそろそろ終わりです。研修所玄関前で写真を撮った後、海洋博物館見学に行きました。ここでも、昨夜のレクリエーションのチームでの活動です。もうすっかり慣れた様子で、他校の子ども達と見学をしている姿がたくさん見られました。